今朝の読売の一面に興味深いスクープ記事が載っていたんだが
旧ソ連仲介で日中戦争終結…指示の外交公電現存
2014年08月14日 21時07分
>重光外相は、日ソ中立条約を生かし、「日本、ソ連、中国の関係で日中戦争を終結に導く方策は考えられないか」と要請した。
>これに対し、佐藤大使は同年6月3日付公電で「ソ連を協力的な地位に置くという予想は実現不可能」と回答。その後も、米英などと連合国の一員だったソ連が仲介に乗り出すことに否定的な見方を示し続けた。
繆斌工作
>3月21日、小磯は繆斌を最高戦争指導会議に招致することを閣僚に提案し、当初はこの和平工作に陸海軍首脳も賛成の意向であった。
>しかし外務大臣重光葵が猛反対する。重光は、非正規の外交ルートによる外交交渉に反対という原則論に加え、和平工作そのものにも激しい批判を加えた。重光によれば、繆は「いかがわしい和平ブローカー」にすぎず、日本の機密情報を手土産に蒋介石に帰参しようと考えているだけで、蒋介石には繋がっていないとし、それを証明する情報を陸海軍首脳に提示した。
>たとえば劉傑と鄭仁佳は、東京裁判において繆が和平工作の証人として呼ばれる動きを事前に察知した、蒋による口封じの可能性を指摘している。和平工作が公になれば、カイロ会談で蒋が徹底した対日抗戦を主張しながら、その裏で日本との和平を目論んだことが露見するためである。つまり蒋介石のこの慌てた処刑処置こそが、繆を通じての和平工作が蒋介石の真意だったということを証明しているということになる。
重光葵
>その判決は禁固7年というA級戦犯の中では最も軽いものとなったが
古今東西万古不易、偏差値馬鹿は融通が効かない
情報に疎い国は必ず滅びる
日本人は戦略・情報に疎いのか太田 文雄芙蓉書房出版
「繆斌工作」成ラズ―蒋介石、大戦終結への秘策とその史実横山 銕三展転社
重光・東郷とその時代岡崎 久彦PHP研究所
陸軍中野学校 竜三号指令 [DVD]市川雷蔵,加東大介,安田道代,松尾嘉代,滝田裕介角川書店
おわり
旧ソ連仲介で日中戦争終結…指示の外交公電現存
2014年08月14日 21時07分
>重光外相は、日ソ中立条約を生かし、「日本、ソ連、中国の関係で日中戦争を終結に導く方策は考えられないか」と要請した。
>これに対し、佐藤大使は同年6月3日付公電で「ソ連を協力的な地位に置くという予想は実現不可能」と回答。その後も、米英などと連合国の一員だったソ連が仲介に乗り出すことに否定的な見方を示し続けた。
繆斌工作
>3月21日、小磯は繆斌を最高戦争指導会議に招致することを閣僚に提案し、当初はこの和平工作に陸海軍首脳も賛成の意向であった。
>しかし外務大臣重光葵が猛反対する。重光は、非正規の外交ルートによる外交交渉に反対という原則論に加え、和平工作そのものにも激しい批判を加えた。重光によれば、繆は「いかがわしい和平ブローカー」にすぎず、日本の機密情報を手土産に蒋介石に帰参しようと考えているだけで、蒋介石には繋がっていないとし、それを証明する情報を陸海軍首脳に提示した。
>たとえば劉傑と鄭仁佳は、東京裁判において繆が和平工作の証人として呼ばれる動きを事前に察知した、蒋による口封じの可能性を指摘している。和平工作が公になれば、カイロ会談で蒋が徹底した対日抗戦を主張しながら、その裏で日本との和平を目論んだことが露見するためである。つまり蒋介石のこの慌てた処刑処置こそが、繆を通じての和平工作が蒋介石の真意だったということを証明しているということになる。
重光葵
>その判決は禁固7年というA級戦犯の中では最も軽いものとなったが
古今東西万古不易、偏差値馬鹿は融通が効かない
情報に疎い国は必ず滅びる




おわり