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辻褄が合い始めている

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ようやくこの書籍をじっくり読み始めたんだが

無縁社会の正体―血縁・地縁・社縁はいかに崩壊したか橘木 俊詔PHP研究所
大きな発見があって

無縁社会の正体=非婚社会の正体

コインの裏であった。

昔から不思議で不思議で仕方なかったのだがなにゆえ、人は結婚したがるのだろうか?
愛し愛されたいというのは分かる。
私も人間だから性欲も理解できる。
当然、子供が欲しいってのも。
だが

=結婚したい

ではなかろう?
上記書籍に結婚したい理由の調査(2005年・18~34歳未婚者対象・2つ選択)結果が載っていたんだが、男性で一番多い理由が

精神的安らぎの場が得られる  36%

ちなみに女性は32%で一番の理由は

子どもや家族を持てる  45%

同回答の男性はガクンと減って33%に過ぎない。
この2つが二強で残りはほとんど20%切ってる。
45%の女性が自分の子供を欲しがっているのは安堵か。

女は女である ブルーレイ [Blu-ray]アンナ・カリーナ,ジャン = クロード・ブリアリ,ジャン = ポール・ベルモンド角川書店
だが・・・
2005年の調査から10年近く経過した今、男女の、特に若者の意識に大きな変化があったようだ。
以下の結果はかなり衝撃である。

「ひとりが気楽」が多くの人の本音

20代女性の実に7割近く、男性の65%が一人で居る時が一番癒されると答えている。
20代男性の4割は一人で居る時が一番楽しいと感じており、女性も3割を超えている。
男女とも恋人と居る時を引き離しており

恋人だからと言って一緒に居ても別に楽しくないし、癒やされない

と感じていると考えて問題ない。
そういう意味でも私がずっと連呼していた

恋愛至上主義の終焉

というのは100%正しかったという訳だ。
価値観の多元化は異性と一緒に時間を過ごす必然性を葬り去ってしまったと言える。
結果的に冒頭に挙げた、2005年の調査は破綻したと考えて問題ない。

少子化論―なぜまだ結婚、出産しやすい国にならないのか松田 茂樹勁草書房
少子化と国の福祉政策ないしは社会制度はあまり関係ないし、非婚化・未婚化の根本原因も別に経済的な格差ではない。

格差社会論はウソである増田 悦佐PHP研究所
単に結婚制度そのものに何の利点も必然もないからだ。
結婚至上主義というのは変な表現だが、終焉したと考えて問題ないだろう。

幸福の計算式 結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円!?阿部 直子CCCメディアハウス

不幸好きガール藤本亜矢子きこ書房

おわり

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