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アルバート・アインシュタイン再考  「大切なことは、疑問を持ち続けることだ」

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2008年に私が書いたジョン・レノン研究である エニアグラム・タイプ4の研究 ?

>9つの性格の中で最も多くの天才を生み出したのはタイプ4とタイプ5である。

>ただこの二つのタイプの天才は分野が違う。

>タイプ4は芸術面での天才でありタイプ5は学問の分野での天才である。

>ニーチェやアインシュタインやフロイトはタイプ5である。

自分で書いておいてなんだがどうも怪しい・・・

>「普通」「常識」「平凡」「非凡」・・・・

ここ最近のキーワードだが、アインシュタインもまた従来の常識を覆した非凡の権化だろう。

>特異な風貌とユーモアあふれる言動によって、専門分野を超え世界中に広くその存在が認知されており、しばしば天才の代名詞として引き合いに出される。1999年、アメリカのニュース週刊誌『TIME』は、アルベルトを『パーソン・オブ・ザ・センチュリー』(20世紀の人)に選出した。



確かに相対性理論は凄いと私も思う。
だが・・・・

手段と目的


>ほとんどが実生活や実社会に生きない言うならば「机上の空論」なのだ。

>アインシュタインはタイプ5の典型なのだが彼は暇な時間を費やして相対性理論を導き出した。

>だがこの相対性理論は彼にとっては「目的」に過ぎなかった。

>アインシュタインは理論を導き出しノーベル賞を受賞し世界各地で口演しただけである。

>当時、これ(特殊相対性理論)を理解できた人間はほとんど居なかった。

>だが理解できた超少数の人間からすれば相対性理論は「手段」になった。

>「目的」は原子爆弾であり原子力発電所でありタイムマシンなのである。

>この際だから書くが私は頭が先行する学者ってのが大嫌いだ。

>大学で教鞭垂れてる博士号持った教授なんて者はほとんど馬鹿だと思っている。


このように相当手厳しい・・・
アインシュタインもまた「机上の空論」を振り回す馬鹿学者と同じと喝破している。
仕事柄、色んな連中の文章や発言録を読むことが多いが、一般人、政治家、ジャーナリスト、官僚・・・・の中で、誰の書いた、ないしは話した文章が一番理解不能って、学者。
ホント、学者ほど言語不明瞭意味不明瞭の馬鹿は居ないから。

お前は、一体、何が言いたいのか?

だが・・・
この一文には

>私は博士や学者と言うより「世の中の真理」を探究する哲学者だろう。

自称’哲学者’時代の私が書いたものであり非常に底が浅い。
なぜならば、あらゆる哲学もまた机上の空論に過ぎなかったからである。

浜崎あゆみ再考  〜Nowherewoman〜

>もっと言うと自称宗教家とか自称哲学者だとか政治家だとか財界の上の連中とか学校の先生とか自称市民活動家とか自称革命家とか〜評論家とかアルファ・ブロガーとか・・・・そんな連中の一体誰が

>人の魂を揺さぶり救済することが出来たのか?

>誰も居ないでしょ?
>そんな大そうなことが出来るのは

>芸術家

>だけなんだから。
>いい加減、身の程を知れよ、と。

2年前、段ボール箱に詰めて屋根裏部屋の奥にしまい込んだこれ

生きる意味を問う―私の人生観 (人物文庫)クリエーター情報なし学陽書房

を引っ張り出して読み直した私はまた芸術至上主義者になってしまったのである。

人物を検証する際に、

既成の肩書き、つまり枠を外すこと

これは極めて重要である。

アインシュタイン=物理学者=理系の博士

まずはこの公式を疑ってかかると言うことだ。
だから、相対性理論に代表される理論なり論文なりを読んで理解しようなんてことはしなくていい。

「相対性理論」を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界 (PHP文庫)クリエーター情報なしPHP研究所
ってかしても分からん。
・・・・・
・・
いや・・・分かる。

>自身が構築した相対性理論に関しては、「熱いストーブの上に1分間手を当ててみて下さい、まるで1時間位に感じられる。では可愛い女の子と一緒に1時間座っているとどうだろう、まるで1分間ぐらいにしか感じられない。それが相対性です」とのユニークな言葉を残している。

実に分かりやすいではないか?
で、このような説明はタイプ5っぽくないのである。
これはタイプ4的な時間の概念だからだ。

昨日のことが20年も昔のように感じる時がある。

30年前のことが昨日のことのように思い出される。

重要な箇所は

>感じる

感じるのは思考、頭ではなく、感性、心である。

>可愛い女の子

アインシュタインの恋愛観なり女性観を知ることは極めて有効である。
残された博士の発言を振り返ってみよう。

>ある偶然の出来事を維持しようとする不幸な試みを結婚という。

>恋に落ちることは、およそ人間のなしうるもっとも愚かな行為だが、重力に責任を追わせることもできない。

>あなたは、ほんとうにそう思っているんですか?
>他人によって永遠の幸せが得られるなんて。
>いくらその他人が最愛の男だったとしても。
>わたしは、自分自身の経験から男というものをよく知っています。
>だって、わたしもそのひとりなんですから。
>男に期待し過ぎてはいけません。
>このことは、わたしにはよくわかっています。

1930年代の欧米において結婚と言うのは今以上に当たり前の制度でありこうした発言は稀有と言うより不謹慎だっただろう。
因習や幻想がまだ生きていた時代だったのである。
だが、このスタンス、誰かに非常に良く似てないだろうか?

シャーロック・ホームズに関する大いなる誤解を解く

一方で

アインシュタインの恋〈上〉クリエーター情報なし青土社

アインシュタインの恋

>彼女は人生と科学において、自分のインスピレーションの源であり、道を踏み外さないための保護天使だ

ゆえに、アイシュタインは人生において恋愛を欠かすことはなかったらしい。
時には不倫関係も辞さなかった。
時代背景を鑑みると相当、リスクが大きい。
だが、やらなきゃ駄目だったんだろう。
そう、「インスピレーションの源」だったんだから。

結婚には否定的だが可愛い女の子には肯定的。
恋愛は愚か者がすることだが私は恋愛至上主義者である。
恋愛と言うか女性こそ「創造の源」・・・・

このアンビバレントは・・・・

フランソワ・トリュフォーとほとんど同じ 女性と映画なしでは生きられない

>結婚で終わる喜劇は悲劇の始まり    フランソワ・トリュフォー

このようにトリュフォーはアフォリズムの名手だったんだがこれはアインシュタイン博士も然り。

>「知性とは、方法や手段に対して鋭い鑑識眼を持っているが、目的や価値に対して盲目である」

知性を知識に置き換えれば私の解釈が間違っていたことに気付かされる。
そう、アインシュタインにとっても知識など「手段」に過ぎなかった。

>「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことだ」

私も全くその通りだと思う。
もっと言うとこの台詞はこの男が言ったとしてもおかしくない。

>「何かを学ぶのに、自分自身で経験する以上に良い方法はない」

全くその通り。
地に足のつかない実体のない観念やら机上の空論を否定している。

>「悪に感化される人が居る事よりも、悪を看過する人が居る事の方が危ない」

全くその通り。
人間を殺すのは退屈と無関心と面倒臭いである。

>「学校で学んだことを、すべてを忘却してもなお残っているもの。それが、教育である」

然り。

>「私は、理詰めで考えて新しいことを発見したことはない」

>「空想は、知識よりも重要である。知識には限界があるが、空想は世界すら包み込む」

>「調べられるものを、いちいち覚えておく必要などない」


知識偏重で理屈コキのエニアグラム・タイプ5がこのようなことを言うとは到底思えない。
また、小学生のように、スペルを間違えることがままあり、「R」の大文字を生涯鏡字で書き続けたと言う。
簡単な数字や記号を記憶することが苦手だったとされる。

ボールペン革命

ある新聞社のインタビューの中で、光速度の数値を答えられず、記者から揶揄されると「本やノートに書いてあることをどうして憶えておかなければならないのかね?」とやりかえしたという。
全然、タイプ5っぽくない。
彼らは自分自身の持つ「知識」これの正確さを重視するから。
アインシュタインは知識の集積を全く評価しなかった。

「知識は重い負担にはならない――
 そう信じている人は大変な思い違いをしている。
 古くさいガラクタで一杯になった人は、
 めったに新しいことを思いつけなかった。
 頭はカラッポにしておくほうがいい。
 知識のためには図書館がある。
 そこでなら、いつだって知識が君のために待ちかまえているし、
 君が行くまでは口をつぐんでいてくれるのだから。」

知識に対するスタンスはやはりこの男と非常に良く似ている。

推理の科学

>「いいか」
>彼は説明した 。
>「僕は人間の頭脳は元々小さな空の屋根裏部屋のようなものだと見なしている 。そこに自分が選んだ家具を備え付けなければならない。馬鹿者は出会ったものはどんな種類のがらくたでも全部詰め込む 。それで自分にとって役に立つかもしれない知識が押し出される 。 最善でも他の色々な事とごちゃ混ぜになる 。その結果知識を掴むのが難しくなる。」

シャーロック・ホームズとアインシュタインは趣味でヴァイオリンを弾いていたと言う点も同じである。
諮問探偵も物理学者も

NO MUSIC,NO LIFE.SONGS【初回限定フラッシュプライス盤】クリエーター情報なしrhythm zone

音楽なしでは生きていけなかったんだろう。
やはりこの男もホームズの発言に大いに感銘を受けたようで

ヒトラーの秘密図書館クリエーター情報なし文藝春秋

この本に出てくる。
ヒトラーを紐解くに当たって「図書館」に注目した点は大正解だ。
大学教育を否定したヒトラーは「図書館」に通ってむさぼる様に本を読み独学に励んだからである。
これはアインシュタインも然りで

>1895年、スイスのチューリッヒ連邦工科大学を受験するも失敗。

一度は受験に失敗している。
大学教育を否定した博士も図書館の重要性については上記で述べている。
ホームズが提示しアインシュタインやヒトラーが支持した知識に関するスタンスは情報化社会が到来し、スマートフォンが一般化したことで決定的なものになった。
正確さに幅があるがもはやいつでもどこでも知識や情報の類は簡単に入手できるのだから。

スマートフォンの衝撃

追々著作権が切れたほとんどの書籍の内容がネット上にアップされるはずだ。
そうなったら「人間百科事典」の活躍する余地はない。
私は断言するが

ヒトラーもアインシュタインも根っこのところでは同じ

である。

その根っこが伸びて咲かした花

これに違いがあるだけだ。
追々書くつもりだが

>『パーソン・オブ・ザ・センチュリー』(20世紀の人)

表向きにはアインシュタインだが「善悪の区別」これを抜きにすればアドルフ・ヒトラーであることは多くの研究者が認めていることである。
と言う訳で

アインシュタイン=エニアグラム・タイプ5

と言う公式は大いに怪しいということが今頃になって分かった。
ネットで調べたら私よりとっくに早く導き出せている人がいた。

エニアグラム性格学の基本理論

>エニアグラム性格学では、アインシュタインやダーヴィン、湯川秀樹や野口英世など、名だたる著名な発見をした人をタイプ4と判定しています。
>つまり、感情タイプです。
>アインシュタインの右脳は、かなり肥大していたという事実もあり、右脳タイプが感情タイプであり、感情センターの発達した人(当会の理論では右脳優位タイプ)が、名だたる発見をする可能性が高いことを表わしています。

アインシュタインだけでなくニュートンもフロイトもニーチェもヴィトゲンシュタインもモーツァルトもバディ・ホリーもみんなタイプ4な気がしてならない。

映画「アマデウス」  凡庸であることは罪なのか?

バディ・ホリー再考 其の一 

今後、脳科学分野の研究解明が進みもっともっとエニアグラムの科学的な根拠も出てくるものと思われる。

偉人たちの脳 文明の星時間クリエーター情報なし毎日新聞社
脳科学で書き出すときりがないので先を急ごう。  

>「普通と言われる人生を送る人間なんて、一人としていやしない。いたらぜひ、お目にかかりたいものだ」

普通って何かね?

されど・・・・

>「いつだって、偉大な先人達は凡人達の熾烈な抵抗に遭ってきた」

「普通の人生」はないが凡人は多々いると言うアンビバレント。
凡人集団ほどたちの悪い「抵抗勢力」はないと言う雄弁な事実。

>「間違いを犯したことのない人とは、何も新しいことをしていない人だ」

これは前述の「自分自身で経験する以上に良い方法はない」に繋がる。
俗に「賢者は歴史から愚者は経験から学ぶ」と言うが愚か者がする恋愛をせざるを得ないと同じだろう。

THIS IS A MODERN LIFE―ネオ・モッズ・シーンクリエーター情報なしシンコーミュージックエンタテイメント

我々は皆、間違いを起こし、そこから何かを学ぶ。そうしてようやく、自分が素敵な個人主義集団の一人だと感じることができる。誰もが他者とは違う特別な存在。我々はそれをモッドと呼ぶ

エナメル・ヴァーグレン

>「我々という言葉に疑問を感じる。誰も隣の人間と同じではない」

あなたとは違うんです!

だが・・・

>「無限なものは2つ存在する。それは宇宙と、人間の愚かさだ。しかし、前者については断言できない」

本当に人間と言うのは愚かな生き物だ。
その点に関しては皆、同じである。
だが・・・・

>「人間性について絶望してはならない。なぜなら我々は人間なのだから」

私もまた愚かな人間の一人である。

にんげんだものクリエーター情報なし文化出版局

>「自分自身のことについて誠実でない人間は、他人から重んじられる資格はない。」

再び 浜崎あゆみ再考  〜Nowherewoman〜

>自分の体験や友達の体験を客観的に捉え、正直な気持ちを言葉にして詩を書いていきたい。

>どんな時でも自分に正直でいたい。

>と言っている。

>>自分に正直でいたい

>これが90年代後半の若者の基本理念でありそれは=芸術家として当たり前のアティチュードだ。

アインシュタインと浜崎あゆみの姿勢は全く同じなのである。

>「物事は全て、出来る限り単純にすべきだ」

シンプル・イズ・ベスト

シンプル・イズ・ビューティフル

郷土の英雄 山口節生公式ホームページ・千の風にて永遠平和のホームページ

ま・・・・この人もある意味では’天才’の一人に相違ないんだが・・・・・
アインシュタイン博士自身は自分のことをどう思っていたのだろうか?

>「私は天才ではない。ただ、ほかの人より一つの事と長く付き合ってきただけだ」

一つの事とは何か?

バウンダリーレス(境界のない)・キャリア

>自分で疑問を感じ、常に問い続け、自分なりの答えを出す。
>答えが出るまで諦めない。
>元来怠け者の私だがこれだけは労力を注ぐのを惜しまなかったよ。
>私、18歳からずっとやめたことなく貫いてきてしまいましたから。
>されど

>>「調べること」はあくまでも「答えを出す」為の「手段」に過ぎないのである。

>これが学者と芸術家の決定的な差だよ。

お分かりいただけただろうか?
重要なことは

疑問を感じること

である。
ではアインシュタインが感じた疑問とは何だったのか?
例えば

鏡を持ったまま光速移動したら鏡に自分の顔は写るのだろうか?

こんな素朴な疑問を解き明かし

単にスッキリしたかった

だけである。
子供の頃から四六時中、頭の中に???????が出てしまう「なぜなぜ坊や」だったんだろう。

子供

ぴんと来ませんかね?

子供は理屈こねますか?

子供は常識ありますか?

子供は賢いですか?

子供の頃、空想に耽りませんでしたか?

子供は物忘れ激しくないですか?

子供はやらなくていい経験ばかりしたがり間違いばかりしてませんかね?

でも子供は概して単純ではないですか?

あなたはそうした子供たちの前に立ちはだかる凡俗でつまらない抵抗勢力になっていませんか?

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか  真の強さは童心の中にこそあれ

>女性が求めるそれは「美しさ」になる訳だが当然その心も子供であり肉体的には「若さ」が最高である。

>老いれば当然、醜くなる。

>何より芸術家はいつまでも童心を忘れてはならない。

>木村政彦の破天荒なエピソードが物語ることは彼もまた大人になれなかったと言うことだ。

重要なことは疑問を感じ、それに対し答えを出そうとする’姿勢’である。
それは努力や根性でも精神論でもない。
なぜなら

感性

これを鍛えることは出来ないからだ。

できる・できないのひみつ (学研まんがひみつシリーズ)クリエーター情報なし学研

発明・発見のひみつ (学研まんが ひみつシリーズ)クリエーター情報なし学研

裏を解せば

何も疑問を感じなくなった時点で

あなたは立派な大人であり、それは=凡人であり、常識人と言うことだ。

何かに疑問を感じない人間は仕合せな人間である。
答えが出なくても前に進める人間は幸福な人間である。
ゆめゆめ、芸術家に憧れなど抱かぬように。

鈍感力 (集英社文庫)クリエーター情報なし集英社

〜〜〜〜

些細なことを些細なこととしか評価しない人は幸福な人間である。

些細なことに疑問を感じそれに対し何らかの「答え」を導き出せる人、それを世の中に生かせる人間こそ芸術家である。

これが子供と芸術家の違いである。




〜〜

過去から学び、今日のために生き、
未来に対して希望をもつ。
大切なことは、何も疑問を持たない状態に
陥らないことである。

アルバート・アインシュタイン

終わり

アインシュタイン150の言葉クリエーター情報なしディスカヴァー・トゥエンティワン

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