エコカー補助金、7月にも終了…販売合戦が激化
終にその日が・・・・
エコカー減税・補助金は日本の自動車産業沈没の麻薬である 2010-06-17 19:57:16
正直、これは当たって欲しくないね。
私に上記記事を書かせたのは野口悠紀雄先生なのだが
1940年体制―さらば戦時経済クリエーター情報なし東洋経済新報社
西暦年で何かを区切って論じる辺り妙な親近感を感じる。
ちなみに1940年は自分が生まれた年。
これで
>『財政危機の構造』を中心として」でサントリー学芸賞受賞
>新人賞というわけではないが、若手の研究者が受賞することも多く、「人文科学、社会科学の芥川賞」とも称される。学際的なユニークな研究に対して贈られることも多い。
私も欲しくないと言えば嘘になるな。
最近はもっと過激なことを話してまして
増税は誰のためか <神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド Vol.9>クリエーター情報なし扶桑社
この国は
いったん廃墟にならないと再生はない
とサラッと論じている。
ちなみに・・・・
廃墟価値の理論 まずはレンガを積みたい 2011-12-30
放置されて半年が経過した今年の抱負の一つであった。
話を書籍に戻るがまぁサラッと読んだだけなんだがこの国が抱えている問題の根底が分かった気がする。
興味ある方は一読されたし。
滅茶苦茶欝になるから
実感なき好景気こといざなみ景気(2002年2月〜2007年10月)の真相を野口先生が説明してくれる。
要は自動車がアメリカでジャカスカ売れたのよ。
サプライムローン組んで家買うじゃない?
その時、住宅価格より多めに融資して新車も一緒に買わせたらしい。
ちょうどビッグ3が一番元気ない時でヒュンダイも今よりマイナーな存在で何より異常な円安だったから日本車がバッと売れた訳。
2004年3月1日に派遣法を改悪し製造業へ解禁してコストを下げられたことも大。
ところが・・・・住宅バブルが弾け→円高のダブルパンチでパタッと売れなくなる。
ピーク時の1/5まで一気に大激減してしまった。
実は中国経済もアメリカの住宅バブルに便乗しており日本から工作機械や部品を輸入していた。
バブルが弾ければ中国の対米輸出は減り日本の対中輸出も大幅減となる。
野口先生はもっと深いところまで説明してくれてそもそもアメリカの住宅バブルの資金源は日本だったのでは?
と。
90年代溜め込んだ貿易黒字を2000年代になってアメリカに投資したから。
で、莫大な投資はサプライムローンに回った可能性が非常に大きい、と。
簡単に言えばアメリカ人にお金貸して日本車買わせた訳。
だが・・・・貸したお金は踏み倒されたに等しい。
急激に円高になって2008年末には日本人の対外純資産が100兆円も目減りしてしまったから。
たった1年で。
詳しくはこちら (第13回)経済「誤」運営で損失 なんと100兆円ナリ(1)
実感どころか実体もない’虚構’に過ぎなかったのだよ。
ここで2年前に書いたこの記事の回収。
日米中のGDPの推移 2010-06-27
理論上は日米中の3カ国の景気が良かったはずだが・・・なぜか日本だけがGDPが大して伸びていない。
ドル高時のドル換算で。
小泉&竹中の構造改革を未だに高く評価してる田吾作が少なくないが潰したのは
道路族と郵政族
くらいでこれは政治改革の一環に過ぎない。
変えたのは自民党内部の権力構造だから。
経済的には従来の産業構造を維持した訳。
その為に、法人税下げて、派遣法改悪して企業の人件費下げて・・・・
ちょっとした延命なんだが・・・・それはエコカー減税とて同じ。
麻薬と言えば麻薬だったのだよ。
まぁドーピングで叩き出した数字と言う点では前述のAKBのミリオンヒットと同じですな。
はっきりしているのは
大企業は痛み全然伴ってません。
で、税収足りないから法人税上げるないしは元に戻す・・・
訳にも行かないし・・・
じゃぁどうしよう????
と言うお話です。
書き出すと長くなるんで・・・まぁ興味ある方は一読あれ!
終わり
終にその日が・・・・
エコカー減税・補助金は日本の自動車産業沈没の麻薬である 2010-06-17 19:57:16
正直、これは当たって欲しくないね。
私に上記記事を書かせたのは野口悠紀雄先生なのだが

西暦年で何かを区切って論じる辺り妙な親近感を感じる。
ちなみに1940年は自分が生まれた年。
これで
>『財政危機の構造』を中心として」でサントリー学芸賞受賞
>新人賞というわけではないが、若手の研究者が受賞することも多く、「人文科学、社会科学の芥川賞」とも称される。学際的なユニークな研究に対して贈られることも多い。
私も欲しくないと言えば嘘になるな。
最近はもっと過激なことを話してまして

この国は
いったん廃墟にならないと再生はない
とサラッと論じている。
ちなみに・・・・
廃墟価値の理論 まずはレンガを積みたい 2011-12-30
放置されて半年が経過した今年の抱負の一つであった。
話を書籍に戻るがまぁサラッと読んだだけなんだがこの国が抱えている問題の根底が分かった気がする。
興味ある方は一読されたし。
滅茶苦茶欝になるから
実感なき好景気こといざなみ景気(2002年2月〜2007年10月)の真相を野口先生が説明してくれる。
要は自動車がアメリカでジャカスカ売れたのよ。
サプライムローン組んで家買うじゃない?
その時、住宅価格より多めに融資して新車も一緒に買わせたらしい。
ちょうどビッグ3が一番元気ない時でヒュンダイも今よりマイナーな存在で何より異常な円安だったから日本車がバッと売れた訳。
2004年3月1日に派遣法を改悪し製造業へ解禁してコストを下げられたことも大。
ところが・・・・住宅バブルが弾け→円高のダブルパンチでパタッと売れなくなる。
ピーク時の1/5まで一気に大激減してしまった。
実は中国経済もアメリカの住宅バブルに便乗しており日本から工作機械や部品を輸入していた。
バブルが弾ければ中国の対米輸出は減り日本の対中輸出も大幅減となる。
野口先生はもっと深いところまで説明してくれてそもそもアメリカの住宅バブルの資金源は日本だったのでは?
と。
90年代溜め込んだ貿易黒字を2000年代になってアメリカに投資したから。
で、莫大な投資はサプライムローンに回った可能性が非常に大きい、と。
簡単に言えばアメリカ人にお金貸して日本車買わせた訳。
だが・・・・貸したお金は踏み倒されたに等しい。
急激に円高になって2008年末には日本人の対外純資産が100兆円も目減りしてしまったから。
たった1年で。
詳しくはこちら (第13回)経済「誤」運営で損失 なんと100兆円ナリ(1)
実感どころか実体もない’虚構’に過ぎなかったのだよ。
ここで2年前に書いたこの記事の回収。
日米中のGDPの推移 2010-06-27
理論上は日米中の3カ国の景気が良かったはずだが・・・なぜか日本だけがGDPが大して伸びていない。
ドル高時のドル換算で。
小泉&竹中の構造改革を未だに高く評価してる田吾作が少なくないが潰したのは
道路族と郵政族
くらいでこれは政治改革の一環に過ぎない。
変えたのは自民党内部の権力構造だから。
経済的には従来の産業構造を維持した訳。
その為に、法人税下げて、派遣法改悪して企業の人件費下げて・・・・
ちょっとした延命なんだが・・・・それはエコカー減税とて同じ。
麻薬と言えば麻薬だったのだよ。
まぁドーピングで叩き出した数字と言う点では前述のAKBのミリオンヒットと同じですな。
はっきりしているのは
大企業は痛み全然伴ってません。
で、税収足りないから法人税上げるないしは元に戻す・・・
訳にも行かないし・・・
じゃぁどうしよう????
と言うお話です。
書き出すと長くなるんで・・・まぁ興味ある方は一読あれ!
終わり