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キネ旬も判ってくれない

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トリュフォー没後30周年と言うことで少し期待して読んだのだが

キネマ旬報 2014年10月下旬号 No.1674キネマ旬報社キネマ旬報社
率直に言って

薄い

マンネリ

確かにトリュフォーを知らない世代に向けて間口を広げることは必要だが、お馴染みの

女性と子供と本を愛した映画作家

ってのはもう5億回は読んだ気がする。

優しい

とか

温かい

とかも。
それは彼の一面に過ぎず、実際はそうじゃなかっただろって。
確かに多くの映画関係者に愛されただろうがそれ以上に憎まれ敵が多かった。
以下の書籍に書いてある。

トリュフォー、ある映画的人生 (平凡社ライブラリー (422))山田 宏一平凡社
多くの女優と浮名を流したということはそれだけ憎まれたということだ。
一般人と違うのは

ギャラと映画の評価があったか否か?

に過ぎない。
女優はそこに救われる。
ゆえに

トリュフォーの生きがいと拠り所は恋愛でも女性でもなく仕事。

ロマンティズムではなくストイシズム

自分以外の誰も信じず、孤独を愛する根暗。
無茶苦茶残酷で薄情で狡猾で目的のためには手段を選ばない稀代の悪党。
一歩間違えたら犯罪者。
だが、映画があったから一線を超えず映画史に名を残せた。
そこまで書けとは言わないがもう一歩踏み込めよ。
この程度の内容でいつまでも人様からお金取れると思ったら大間違いだぜ?

芸術家は現実主義者でなければならない

トリュフォーの分身はアントワーヌ・ドワネルを演じたジャン=ピエール・レオーではないね。
分身というより息子。
みんなドワネルとトリュフォーがごっちゃになってる。
これはチャップリンと放浪紳士チャーリーがごっちゃになってるのと似ている。
以下の映画を観れば分かるかと思う。

恋愛日記 [DVD]シャルル・デネール,ブリジット・フォッセー,レスリー・キャロン,ジュヌヴィエーヴ・フォンタネル,ネリー・ボルジェオ20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
おわり

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